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【シルフィスさんと子供達の素敵な日々】シルフィスさんと子供達

こんばんは、お久しぶりでございます。無頼です。
更新が二日遅れとなってしまい、ごめんなさい…。

今日は、久しぶりのブログでのSS掲載です。
今回のブログ掲載のSSは、
以前、wayaさんがなぐりがきばーさんで
パワポケ二次創作の絵師さんやSS書きさんの
好きそうなキャラを想像して描いてくださるという
企画をされた時、
「私(無頼)の好きそうなキャラ」として描いてくださった、
シルフィスさんという女性が主役のお話です。
見事に一目惚れしてしまったキャラクターで、
お話を書いてみたいと思い、wayaさんにお尋ねしましたところ、
快く許可をいただきましたので、
今回、初めてお話を書かせてもらいました。
今回は最初のお話で、
登場キャラもシルフィスさんと
オリジナルキャラの子供達のみの登場の、
短めの内容となっています。
次回より、パワポケシリーズのキャラ達も登場する予定です。

改めまして、wayaさん、
シルフィスさんの使用許可をいただきまして、
シルフィスさん達や子供達の設定を作らせてくださり、
本当に、ありがとうございますvv

それでは、よろしければ以下の続きからどうぞ。



この世界には、辛い事も、悲しい事もいっぱいあります。
だけど、嬉しい事、幸せな事、素敵な事もいっぱいあります。
そんな世界で、人は誰もが懸命に生きています。

彼女達も、そうでした。
大切な人を失い、一度は絶望の淵にまで追いやられても、
諦めないで、立ち上がり、希望を失わずに、歩き続けています。
みんなで一緒に、未来を迎えるために。
みんなで一緒に、幸せになるために。


これは、そんなある家族の物語です。



【シルフィスさんと子供達の素敵な日々】


【シルフィスさんと子供達】



「…終わったぁ!」
女の子は勢いよくペンをノートに置くと、
感慨極まったように、嬉しそうに両手を天に向かって掲げました。
「うふふ、愛花ちゃん、お疲れ様。」
「シルフィス姉さんありがとう。姉さんが手伝ってくれなかったら、
 あたし絶対明日宿題忘れになっていたところだったよぅ~。」
女の子は隣で見守っていたお姉さんにお礼を言うと、
少しオーバーにぐで~っとテーブルに突っ伏します。
「つ~か~れ~た~…」
そこへ、うさぎさんのぬいぐるみをおんぶした女の子が
コップの載ったトレイを持って入ってきました。
テーブルに突っ伏している女の子より、少し年齢の低そうな外見の子です。
「愛花お姉ちゃんお疲れ~。はい緑茶だよ~。」
「お、サンキュー、朱莉。」
「は~い、シルフィスお姉ちゃんも~。」
「まぁ…ありがとう、朱莉ちゃん。」
お姉さん二人はコップを受け取ると、
三人一緒に、ごく、ごく、と緑茶を飲み干します。
「ん~~っ!やっぱり夏は冷えた緑茶だね!」
ぷはーっと、またちょっとオーバーにコップをテーブルに置くと、
会心の笑顔を浮かべます。
「これでもうみんな、夏休みの宿題は終了ね。」
「はぅ~っ、あたしだけ夏休み最終日ギリギリまでかかるなんて
 思ってもいなかったよ~う…。」
「愛花ちゃん、自由研究にいっぱい時間費やしていたものね。」
「だってすごく楽しかったんだも~ん、
日本のヒーローとアメリカのヒーローの違いの研究。」
「愛花お姉ちゃん、すごい時には
一日中部屋にこもってパソコンや本を見て研究していたもんね。
一日中テレビをブルーレイ流しっぱなしにしてやっていた時には
本当にビックリしちゃったよ。」
「あの時はホントゴメン…!ホント熱中しすぎちゃって…!」
「何にせよ、みんなこれでちゃんと宿題が終わって、一安心ね。
 みんな、本当にお疲れ様。」
「シルフィスお姉ちゃんも、本当にありがとう!」
「どういたしまして。お姉さんとして、当然の事をしただけよ。」
そう言って笑うお姉さんの笑顔は、とってもかわいくて、綺麗で。
お姉さんの笑顔は、「お母さん」を感じさせるあたたかい笑顔でした。
(お姉ちゃん…)
(本当に、綺麗だな…)
そう、「妹」達が見惚れてしまうぐらいに綺麗で、
そして、懐かしい想いと共に、心にあたたかさと安心感を与えてくれる、
そんな素敵な笑顔でした。
「失礼します?」
「愛花お姉ちゃん、勉強終わった?」
更に二人、小さな男の子と女の子が部屋に入ってきました。
のほほんとした雰囲気の男の子と、きりっとした雰囲気の女の子。
他の女の子達よりも、一際小さな子達です。
「おぉう、亜理、隆、無事に終わったよ!」
「やったね、愛花お姉ちゃん。」
「これで明日は学校でも安心ですね。」
「うむ!」
「シルフィスお姉ちゃん、僕達、お願いがあるんだけど…」
「あらあら、なあに、二人とも?」
「…抱っこしてください。」
「…うふふ、甘えん坊さん(はぁと)」
そんな甘えん坊な子供達を、一番大きい「お姉さん」はぎゅっと抱きしめました。
優しいその手で、あたたかい胸に抱き寄せられて、
二人の小さな子供達は、幸せそうに微笑むと、静かに目を閉じました。
それは、まるで、「お母さん」と「子供」…「親子」の幸せな肖像でした。
「あったか~い…」
「まさに幸せです…」
身体を包み込む、優しくてあたたかいぬくもり。
二人の小さな子供達の顔はすっかりと綻び、
お姉さんも「お母さん」の笑顔で、胸に抱きしめた二人を見つめていました。
「…シルフィス姉さん、後で…」
「私達も、ぎゅって抱き締めて欲しいな…。」
羨ましそうな視線を妹弟に向けていたお姉ちゃん達も、お姉さんに向けてお願いします。
「もう…お姉ちゃん達もいつまでも甘えん坊さんなんだから(はぁと)
 …この子達が終わってから…ね?」
「お姉ちゃん達、もうちょっと待っててね…。」
「まだ私達の番、終わってませんからね…。」
あらあら。
お姉ちゃん二人が代わってもらうまで、もうちょっとかかるみたいですよ。


「…ただいま。」
しばらくして部屋に入ってきたのは、
野球のユニフォームを着た一人の男の子。
暑い中帰ってきた男の子の身体は、汗に濡れていました。
「真お兄ちゃん、お帰り!」
「お帰りなさいませ。」
「ああ、ただいま…。」
一番小さな男の子と女の子に続いて、「おかえりなさい」と声をかけたのは、
一番大きなお姉さんでした。
それに続くように、二人の女の子も。
「真ちゃん、お帰りなさい。」「
「「おかえり~」」
「今日の試合、どうだった?」
「ん…なんとか勝てた。2-1。俺はヒット一本一打点だったよ。」
「すごいじゃない!真ちゃんのおかげで勝ったのね。」
「…タイムリーとは言っても、まぐれ当たりに近いヒットだったから、
 あまりそんな褒められるものでもないけどな…。」
「でも、真ちゃんのおかげで勝った事に変わりは無いんでしょ。
 頑張ったのね、真ちゃん。今夜はお祝いしなくっちゃ。」
「よ、よしてくれよ…。どうして姉さんはいつもそう…」
恥ずかしそうに首を振る男の子。
本当は嬉しいんだけど、素直になれません。
「…つーか、愛花姉ちゃんと朱莉は、さっきからずっとその状態?」
男の子の見つめる先には、一番大きなお姉さんに優しく抱き締められて、
その胸に顔を寄せる二人の女の子の姿がありました。
「だってあったかくて気持ちいいんだもん…」
「真お兄ちゃんも後でどう?もうちょっとで、
私と愛花お姉ちゃんも終わるから…。」
「な、何言ってるんだよ、朱莉…!
俺、男だし、大きいし!
それに…今外から帰ったばかりで汗だくなんだから…。」
「えー?今なんて言ってないよー? 私、後からって言ったんだけどな。」
「なっ?」
「ほんと素直じゃないなぁ、真は…」
「なっ…!」
「うふふ…いいのよ、真ちゃん。…真ちゃんも、おいで…(はぁと)」
「…!」
男の子の顔は、もう既にこれ以上にないくらい真っ赤になっていました。
「と、とりあえず、シャワー浴びて着替えてくる…!」
「あらあら、うふふ…」
逃げるように部屋を飛び出していった男の子の後ろ姿を、
一番大きいお姉さんは、微笑ましく見つめるのでした。





日本の某県に所在するこの街には、
ある外国人童話作家のお姉さんが暮らしています。
そのお姉さんの名前は、「シルフィス=マテルナ」さんといいます。
シルフィスさんは昔外国で暮らしていたのですが、
お父さんの仕事の都合で、
家族みんなで日本にあるこの街に引っ越してきました。
以来、家族みんなで幸せに、この街で暮らしていました。
そう、あの日までは――。


今から2年前の、もうすぐ夏休みを迎えようとしている、
ある夏の日、その事故は起こりました。
日本の某県の山岳地帯上空を飛行中だったある一機の旅客機が、
突如として墜落するという大事故がありました。
事故を起こした乗員・乗客の中で、助かったのは子供五人だけでした。
事故を起こした旅客機のパイロットの一人は、
シルフィスさんのお兄さんでした…。
そして、亡くなった乗客の中には、
シルフィスさんのお父さんとお母さんもいました…。
シルフィスさんのお父さんとお母さんは、
二人で故郷の国に銀婚旅行に出かける途中でした…。
その事故で、シルフィスさんは
最愛の家族をみんな亡くしてしまったのです…。

事故が起こった後、事故の原因はすぐに判明しました。
事故を起こした飛行機に乗っていた
ある一人の外国の大企業の偉い人を狙ったテロだったという事が、
事故後すぐに実行犯グループからの声明によって明らかとなったのです。

大好きな家族を理不尽なテロによって奪われ、
絶望に打ちひしがれたシルフィスさんでしたが、彼女は、諦めませんでした。
希望を見失わずに、彼女は、再び立ち上がりました。

彼女は、事故で助かった五人の子供達を引き取りました。
子供達はみんなそれぞれ別の家族の子供で、
シルフィスさんと同じように、事故によって家族を全員亡くし、
一人ぼっちになってしまった子達でした。

それから、シルフィスさんは子供達のお母さん・お姉さん代わりとなって、
子供達と一緒に暮らしています。
一緒に暮らし始めたばかりの頃は、まだみんなすぐに馴染む事は出来ず、
子供達のシルフィスさんに対する反発もありました。
けれど、諦めないで子供達と心を通わせ、
愛そうとするシルフィスさんの優しい心は、やがて子供達にも届き、
子供達同士の心も繋がり、みんなに絆が生まれて、
シルフィスさんと子供達は、本物の家族にも負けない絆を手に入れて、
今、家族としてみんなで一緒に平和に暮らしています。





「ふぅ…」
しばらくした後、シャワーを浴びてきた男の子が、
さっぱりした様子でリビングルームまで戻ってきました。
そこには、先程までと変わらず、
シルフィスさんや子供達がみんな待っていました。

「おー、さっぱりしたじゃん。」
子供達の中で一番年上の女の子・愛花(あいか)ちゃん。
明朗快活な、子供達の中のお姉さんです。

「改めて、お疲れ様ー、真お兄ちゃん。はーい冷たい緑茶。」
女の子の中で二番目に年上の女の子・朱莉(あかり)ちゃん。
天真爛漫で、ふわふわした雰囲気の女の子です。

「真お兄ちゃん、また後で今日の試合のお話、聞かせてね。」
子供達の中で一番年下の男の子。隆(りゅう)くん。
大人しい、ちょっと天然な男の子です。

「どうぞ、真兄さんもシルフィス姉さんにおもいっきり甘えてくださいな。」
女の子の中で一番年下で、子供達の中で二番目に年下の女の子・亜理(あり)ちゃん。
幼いながら大人びた言動も多く、ちょっと不思議ちゃんな女の子です。

「ありがとう、朱莉………………
 ………ぶっ、って、だから亜理、俺は…!」
そして、年上の男の子で、子供達の中で二番目に年上な彼は、真(しん)くん。
ちょっと素直になれないところもあるけど、根は優しい男の子です。
少年野球チームに所属していて、
この日は隣町まで練習試合に行っていました。

「し~んちゃん(はぁと)」
「っ…!」
相変わらず顔を真っ赤にしたままコップ一杯の緑茶を飲み干した真くんでしたが、
手をそっと引かれたかと思うと、彼の身体は抱き寄せられていました。
「シ、シルフィス姉さん…!むぎゅ…」
「うふふ…真ちゃんって本当にかわいいんだから…(はぁと)」
あたたかくて優しいシルフィスさんの胸に抱き寄せられて、
恥ずかしくて一瞬抵抗しそうになった真くんですが、
すぐにその意思は無くなっていってしまいました。
真くんも年頃の男の子だから…というのも、
ほんのちょっとはあるかもしれませんが、
それ以上に、シルフィスさんの溢れんばかりの優しさと、愛情に、
子供達の中では彼が一番弱かったりするのです。
(シルフィス姉さん…)
「うふふ…」
シルフィスさんはお母さんの笑みを浮かべて、
真くんを抱き締めたまま、そっと髪を、背中を撫でました。
その姿は、やっぱり本当のお母さんと子供のようでした。


もうすぐ、夕方です。
晩御飯の買い物に出かけなくちゃいけない時間です。



つづきます
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まとめ【【シルフィスさんと子】

こんばんは、お久しぶりでございます。無頼です。更新が二日遅れとなってしまい、ごめんなさい…。今日は
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