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スキスキ大スキ☆バレンタイン another

本日二回目の更新です。

新年早々延期に延期を重ねてしまい、
本当に申し訳ございませんでした;
2012年最初のSS更新です。

今回は…リコのえちぃSS、です。
見事に成人向けの内容です。
時期は7表の2年時のバレンタインデーですが、
イベントの流れはゲーム本編と違ったものになっています。
SS中の一部のシーンは
ゲーム中のイベント会話をほぼそのままとなっていますが。
ゲームとは違った、ifの内容です。

次回のSSは、バレンタインデー当日に掲載する予定…です。

それでは、よろしければ以下の続きからどうぞ。



【注意!】
SS中の7主人公の名前は【天野 啓介(あまの けいすけ)】
となっています。
また、リコはおっぱいが大き目という設定になっています。


それでは、以下本文になります。



※※※



『スキスキ大スキ☆バレンタイン
          ~another~』



2月中旬。
立春を迎えて十日ほど経ったものの、
未だ肌寒い気候は続いており、あたたかな春の訪れは、
もう少し先となる時期。
そんな時期に、今年も「その日」がやってくる。
愛し合う男女にとって特別な、年に一回必ず訪れる特別な日。

バレンタインデー。

無事に今年も2月14日を迎えたこの世界に、
この世界に生きる恋人達に等しくその日は訪れる。





「今日は俺が先だったか…。」
とある街の商店街の一角にて。
ここにも一人、
バレンタインデーを迎えたカップルの片割れである男性の姿が在った。
名を「天野啓介」という。
市内に存在する(ある一点を除いて)至って普通の県立高校の生徒で、
同校の野球部に所属する球児である。
カップルの片割れ、と記したが、彼も立派に彼女がいるのであり、
バレンタインデーを迎えたこの日も、
彼は彼女とデートの約束をとりつけており、
頻繁に待ち合わせ場所に利用している商店街の一角で
彼女がやってくるのを待ち始めたところだった。
「~♪」
軽やかな鼻唄が漏れる。
啓介の表情が、嬉しそうな笑みへと変わる。
はやる気持ちが、そのまま顔に、声に表れていた。
嬉しい、のだ。
これから訪れる時間を想い、
期待感と、同時に湧き起こる嬉しい気持ちが、
自然と彼の表情に笑顔を描き出していく。
啓介にとって、
彼女と付き合う時間は、
決して「楽」とはいえるものではない事もある。
スポーツマンである彼だが、
彼女と付き合う時間を、
ある意味では野球の練習以上に
体力を必要とするかもしれない時間だと感じた事もあり、
現にその通りに、野球の練習以上に体力を消費した事もあり…
大変だ、と感じた事だってある。
だが、それを苦に感じた事など一度も無い。
それ以上に、ただ楽しくて、嬉しくて、そして…幸せなのだ。
彼女と一緒に過ごす時間は、野球をしている時と同じぐらいに…
時としてそれ以上に充実したものだった。
そう、それはまるで、
魔法をかけられたような…夢のような時間でもあった。
全てが、楽しくて、そして嬉しくて幸せになってしまうように…。
(今日も…楽しみだな。)
今、啓介は、とても充実した、明るく幸せな青春を謳歌していた。


(――――――っ!?この感じはっ!?)
待ち合わせで待機を初めて10分ほどが経過したところで、
啓介は「何か」を感じ取った。
その「何か」を目視したわけではない。
だが、研ぎ澄まされた彼の感覚は、
確かに「それ」の存在を感じ取っていたのだ。
「それ」は、今自分に向かって迫ってくる。
聞こえてくる。
風を切りながら、「それ」が自分に迫りくる音が。
音は、複数回彼の耳に届いた。
「それ」が何なのかを、彼は既に察知していた。
(面白いっ―!)
瞬間、彼の身体は跳躍する。
向かう先は、自身に迫る「何か」の到達できない処。
頭で考えるよりも先に、反射的に、彼の身体は跳ねていた。
間を置かず、彼の身体は彼の目的の場所へと到達するも、
刹那、彼は悟る。
この処が、すぐに自身にとって安全地帯ではなくなるという事を。
自身を狙う襲撃者は、ここにも襲撃の手を伸ばそうとしているのだ。
それは、もうこちらに向かってくる。
上からも。横からも。
(今の俺に敗率など…殆ど無い!)
余裕ともとれる表情を見せながら、
彼の身体は目にも止まらぬ速度で、再び跳躍―!
嵐のように襲いくる襲撃者たちの猛襲を、見事に回避―!
………大げさな表現ですね。
単刀直入に言いますと、啓介君は大量に飛んで降ってきた空き缶を
見事に回避したわけであります。

ガランガランガランガランガランガラン…

第一波の襲撃者による攻撃の不発を伝える音が響いたかと思えば、
それ以上の量の、
彼の勝利を物語る乾いた音が響き渡った。
「……ふぅ、よっと…お待たせ。」
「遅かったじゃないか…。」
やがて、襲撃者の残骸散らばる商店街の一角に、一人の少女が姿を現す。
緑色の髪が特徴的な、健康的で活発な、
そして可憐な雰囲気を持つ、美少女といえる程のかわいらしい少女だ。
「そういえば…久しぶりな気もするな。
 それだけの量の空き缶を投げられたのも。」
「そーだね。最近投げてなかったね。」
「…間違いなく今までで一番多い量だと思うぞ、それ。」
「あはは…そうかもしれないね。
 久しぶりにいっぱい集めて持ってきちゃった。
 前の時よりも啓介の事、もっともっと好きになっちゃったからね。」
「どんな理由だ…まぁ、嬉しいっちゃ嬉しいが…」
「それにしても、流石だね、啓介は。
 あれだけの量を放ったのに、全部避けちゃうなんてね。」
「一致どんな仕掛けで俺を狙っているんだ。
 しっかりと他の人達には当たらないように、
 俺だけを狙って放っているが…。」
「それは乙女のヒ・ミ・ツ☆」
「そうか…。」
「だも、あれだけの攻勢だったのに
しっかりと全部避けちゃう啓介はすごいよ。
 やっぱり啓介ってニ○ータ○プ? ドミ○ント?」
「ただの人間だ。リコ、お前についていけるだけの、な。」
そう言われて、少女――石川梨子は嬉しそうに微笑んだ。
彼女こそが、啓介が待っていた相手であり、
彼の愛しいガールフレンドである。
二人は付き合い始めて既に一年以上が経過しており、
共に幸せな青春を謳歌し、
そして、お互いの事をとても想い合い、愛し合う仲であった。
「…まだ夕方前だね。
 嬉しいね。こんな日に今から会えるなんて。」
「ちょっと複雑な気もするけどな…。」
この日は平日。
啓介の通う花丸高校は
この日学校の都合により授業時間が普段よりも短く、
彼の所属する野球部も
普段より早く練習を開始する事になったのだが…。
「そういえばさ…どっちから来た?」
「あっちから。普段なら遠回りになるルートだけど…
 今日はあんな事になっているからね。」
そう言って二人は、商店街の更に向こうの…
繁華街寄りの方向を眺めた。
騒々しい音がそちらから聞こえてくる。
明らかに、繁華街などで聞こえる類の喧騒音のそれとは違う。
「よくやるよな、あの連中も…。」
(…今日は給料以外にも感謝しなきゃね…。)
呆れたようにそう漏らす啓介に対し、
リコはどこか複雑そうともとれるような、そんな苦笑いを浮かべた。

本日の花丸高校野球部の練習は、
練習開始からたった10分ほどで解散する羽目となっていた。
その理由が、繁華街で今起こっているであろう騒動である。
ワルクロ団。
一年以上前から花丸高校近辺で様々な悪事を働く「悪の組織」だ。
そのワルクロ団が、この日も怪人や怪ロボットを引き連れて
街で暴れているのだ。
そして、この街にはそんな悪を見逃さない「ヒーロー」がいて、
この日も彼らと戦いを繰り広げているのだ。
まるで特撮番組のような話だが。
この街では、それが日常茶飯事のように、
当たり前のように現実に存在しているのだ。
それで、その「ヒーロー」というのが、
花丸高校野球部の野球部部員として参加していて、
チームの主力選手として活動しているわけで。
そのヒーロー達は今日も練習を始めようとしたところで
街でワルクロ団が暴れているという報を聞き、
彼らを倒すべく練習場から去り、街へと向かってしまい、
ヒーロー達を重用している野球部の佐和田監督は
練習に彼らが参加できなくなった事で
すっかりやる気をなくしてしまい、
無責任な事に練習をお開きにしてしまったのだ。
結局、この日は部員達も
その後解散を受けて皆が帰路に就いてしまい、
啓介も正直に言うと内心複雑な気持ちもあったのだが、
今日は解散を素直に受けて、
こうして普段の平日よりも早い時間に、
リコをデートに誘う事ができた、という次第である。
…ちなみに、実のところリコのアルバイト先は
その件のワルクロ団であるのだが、
彼女はこの事についてばかりはまだ啓介には話していない。

「…なんだったら、
お前、ここにある空き缶持ってワルクロ団の連中と戦ってみるか?
お前なら勝てるかもしれんぞ。
正直、お前の方が連中の怪人や怪ロボットよりも
強くて恐ろしい存在だと思」
「今すぐここでデデデデデストローイされたい?」
「じょ、冗談じゃ…じょ、冗談です嘘ですごめんなさい」
瞬時にリコから立ち上る殺気の波動を前に、
啓介は怯み上がり慌てて前言撤回を宣言する。
「うん、まぁ冗談は置いておいて…遠慮しとくよ。
 それに…今から行きたいところもあるからね。」
「うん?もう行きたいところ決まっているのか?」
「…今からすぐに行きたいんだけど、いいかな?」
「構わないけど…」
「よし、それじゃ!」
そう言うと、リコは啓介の右手を、自身の左手でがしっと掴む。
「走って行こ!」
返事を聞く間もなく、彼女は啓介の手を引いて走り出す。
「お、おい…」
「早く早く!ゆっくりしていたら青春の無駄遣いだよっ!」
いつものように、彼女は元気に、嬉しそうに笑っていた。





「ほい、緑茶。」
「ありがと。」
手渡されたコップ―中にはあたたかい緑茶の注がれた―を受け取ると、
リコはこく、こくっとかわいらしくも勢いのある音を立てながら、
コップの中身を飲み干した。
「やっぱ緑茶は美味しいね。」
「おかわりどうだ?」
「ありがとう。ありがたくご馳走になるね。」
再び彼女の手にするコップの中に濃い色の緑茶が注がれていき、
それはすぐに彼女の喉奥へと流し込まれていく。

処変わって、ここは啓介の自宅の、彼の部屋。
リコの言う「今から行きたい場所」というのは、
意外にも彼の自宅であった。
啓介の両親は都合よく?
前日から二人揃って休暇を取り旅行に出かけており、
明日の夜まで帰ってこない予定となっている。
つまり、啓介の自宅は、
今は啓介とリコの、二人きりの世界、というわけである。

「しかし…意外だったよ。まさか今日に、
今から俺の部屋に行きたいなんて言われるとは思わなかったよ。」
「うん。今日は、ほら、バレンタインデーだからね。
 渡す物があるんだけど、早く渡したくってさ。
 それで…それを渡す場所はここがいいなって思って…。」
僅かに頬を染めながら、どこか恥じらうような様子で、
リコはそう言葉を紡ぐ。
…非常に可憐な姿だ。
思わず抱きしめたくなってしまうような可愛さ。
そんな衝動に駆られながらもぐっとそれを堪え、
啓介は静かに彼女の言葉を聞き続ける。
バレンタインデーに「渡す物」。
これが何を意味するのか。
それがわからない啓介ではなかった。
その言葉に、彼の心が躍る。
「ねえねえねえ、どっちがいい?」
ぐっと顔を近付けて、彼女がそう尋ねてくる。
すぐ近くに迫った彼女の顔。
甘い匂いが鼻腔をくすぐり、
近くに感じる彼女の吐息が、彼の心を揺らす。
「なにが?」
少し体温が上昇するのを感じながらも、
冷静に質問に質問で返す。
「プレゼントの種類。えっとね、
 愛がいっぱいのプレゼントとね、心がつまったプレゼント。」
(愛と心…?)
どっちも、とそんな欲張りな答えが浮かぶ。
愛も、心も欲しい。
大好きな彼女のものならば。
だが、今はそんな欲を抑え、一択の答えをとる事を選ぶ。
「そうだな…じゃあ、愛がいっぱいのプレゼントで。」
「じゃあ、これ。」
答えを受け取ったリコは、手持ちのバッグに手を入れると、
瞬く間に彼の選択したプレゼントを取り出す。
かわいらしいリボンとラッピング紙に包まれた、小さな箱。
それを、啓介に手渡す。
「開けてもいいか?」
「いいよ。うん、すぐに開けてほしい、な。」
了承の返事を得たところで、啓介はリボンをほどき、
ラッピングを開封し、箱の中身を眼下に明かした。
彼の目に映るその中身は――。
「こ、これは!?」
「あたしが作ったチョコレートだよ。」
「おおおおおおおおおおお!!」
思わず歓喜の声が大ボリュームで飛び出し、部屋を震わせる。
箱の中身は、ハートの形をしたいくつものチョコ。
加えて、それはリコの手作りの物。
バレンタインデーに啓介がリコから手作りのチョコをもらうのは、
これが初めての事だった。
大きな歓喜の声は、そんな彼の「初めての喜び」がそのまま
「声」という形となって現れたものだ。
彼の表情にも眩しい笑顔が広がり、
それを見たリコも、嬉しそうに微笑む。
「愛が隠し味なんだよ。」
「愛がいっぱいなのに隠せる程少量ですか?」
「でも、初めて作ったから味は保証できないからね。」
「大丈夫だよ。愛があればどんなものでもおいしいよ。」
「隠し味だけどね。」
「隠し味を強調するなよ! でも、いただきまーす!」
夫婦漫才もそこそこに、啓介はチョコを一個手に取ると、
ひょいっと口に運び、丹念に味わう。
その、お味の方は――。
「……う、うまーーい!」
「ほ、ほんとに?」
「ほんとに!こんなにおいしいの食べたの初めてだよ。」
眩しい笑顔が再び輝き、歓喜の声が部屋中に木霊した。
啓介は一切の偽りを含む事無く、
ただ思ったままにその心を宣言した。
そう、本当にとっても美味しかった。
生まれて初めて食べた、彼女の手作りチョコ。
リコの手作りチョコにつまった、
たくさんのおいしさと愛情は、確かに啓介に伝わった。
「よかった。料理したのって初めてだったんだよね。」
彼の言葉を受けて、リコは嬉しさと、同時に安堵を見せる。
「今、なんて?」
が、そんな彼女の言葉に、
逆に啓介は一瞬固まった様子を見せて呟き、問う。
「だから、料理したのって初めてだったんだよねって。」
(き、奇跡だ……)
リコの告白に、啓介は内心目を丸くせざるを得なかった。
いきなり最初の料理で、
リコがこれほどおいしいチョコを完成させられるとは、
それまで夢にも思ったことが無かった。
「ふぅ…」
先程以上に強い安堵の表情を浮かべたところで、
リコは急に力が抜けたかのように、ぺたんと座り込んでしまう。
「おい!どうしたんだ?いきなり座り込んで。」
「え、ちょっと緊張してたから。
 おいしいって言ってもらえるかすごく心配だったから。」
そう答えるリコの表情は、穏やかだ。
「緊張が解けて力が抜けたんだな。おいしかったよ。」
「よかったあー。」
「ホワイトデー、必ず何かプレゼントさせてもらうからな。」
「やったぁ! 楽しみに待ってるね!」
明るく幸せな笑顔が交錯し、
寒い部屋の室内に、暖房器具が与えてくれるものとは別の
あたたかいものが、室内に満ちていく。


「…啓介、それとね。」
「ん?」
「プレゼントはね、そのチョコだけじゃないんだよ。」
「えっ?」
「今、あげるからね。」
再び手持ちのバッグに手を入れて、
そのプレゼントを取り出そうとするリコ。
やがて、バッグから脱した彼女の手には、何も握られていなかった。
「リコ…?」
何も手にする事無く、リコは啓介に近付くと、
「…ぁ」
「……」
素早く啓介の頬に自分の両手を添えて、
「ん……」
「……っ!?」
そのまま、彼の唇を奪う。
「んぅ…ん…」
目を見開いたまま頬を赤くして彼女に為すがままにされる啓介に対して、
頬を朱に染めながらリコは目を閉じて、彼の唇の感触を楽しむ。
キスは徐々に強く、情熱的に。
最初は唇を重ね合うのみだったが、
やがてリコは自分の舌を啓介の口内へと押し入れる。
「んん…むぅ…ふぁ…ぁ…ぁあ…」
蹂躙される啓介の口内。
舌で口内を一通り蹂躙したところで、リコは啓介の舌に自身のそれを絡める。
同時に、閉じていた目を見開く。
潤んだ、何かを求めるような瞳。
その求めるものに応えるように、今度は啓介の方から、リコに舌を絡める。
「ん…」
その答えに満足したかのように、リコは再び目を閉じて、
啓介と積極的に舌を絡め、唾液を交換する。
「ふぁ…ぁぁ…んん…」
明るく賑やかだった先程までとは一変。
啓介の部屋は、二人の悩ましい吐息と、小さな水音に包まれる。
キスが激しくなる度に、二人の身体の距離は縮み、
お互いの身体の感触と、身体のあたたかさを、よりはっきりと感じ合う。


「ん…はぁ…はぁ…はぁ…」
やがて、どちらからともなく唇が離れ、二人の口から乱れた呼吸音が漏れた。
「…はぁ…はぁ…どうだった?…愛情いっぱいのキスの味…」
「…はぁ…ふぅ…おいしかったよ…チョコにも負けないくらい…。」
「キスの味、チョコの味だったね。」
「まだ俺がチョコを食べたばかりだからな。」
「うん、おいしい味だったね。よかったよかった。
 …それで、愛がいっぱいのプレゼントなんだけど…」
リコの視線はキスで真っ赤になった啓介の顔から、
更に下へと下っていき、そこであるものを見つけて、
にっと微笑んで見せた。
その笑みも、上気した頬と漏れる熱い吐息、潤んだ瞳と相まって、
啓介には非常に艶のある表情に感じられた。
「まだ、私終わってないからね。
 …それに、私ももらっちゃうかも。」
「…道理で、うちに来たいと言ったわけだ。」
「うん、そういう事だから。」
軽く舌なめずりして、
リコは今度こそはっきりと、艶のある笑みを浮かべた。
「いっぱいあげるからね…。」


「んぅ…ふぅ…ぁ…ああん…ぁ…」
熱い吐息も一緒に、リコは快楽に喘ぐ。
彼女の身体は衣服の上から啓介による愛撫を受け、
快楽を与える彼の手は、彼女の胸へと導かれ、
穏やかに、優しく愛撫を続けていた。
「ぁぁ…んっ…」
顔に似合わず、たわわに実った彼女の二つの甘い果実。
ある意味、わがままな彼女の性分には似合っているかもしれないそれは、
啓介の大きな手に抱かれ、柔らかいその実を彼の意のままに弄ばれ、
むにむにと上着と一緒に揺れ動き、為すがままにされていた。
「ちょっと啓介…さっきから…んっ…おっぱいばっかり…」
「嫌か? 俺は好きなんだけどな、リコのおっぱい。」
「べ、別に嫌じゃないわよ…ぁんっ!」
膨らみの頂をきゅっと摘まれて、びくっとリコの身体が揺れる。
「…服の上からはもういいから…そろそろ…直接お願い…」
「俺が脱がしてもいいか?」
「うん…」
返事を聞いたところで、啓介はリコの上着に手をかけた。
一枚、一枚と上着を脱がしていき、
やがて最後に残ったブラジャーにも手をかける。
「外すぞ。」
こくり、とリコが頷くのを確認して、
啓介は手際よく、リコのブラジャーを外した。
同時に、リコのたわわな乳房が露わになり、ぷるんと揺れた。
「ひゃあん!」
間髪入れずに啓介はリコの身体を押し倒し、
彼女の乳房にむしゃぶりついた。
「ひゃああ! ぁあん! んん!」
ちゅぅうう、と音を立ててリコの右の乳房を吸う。
吸うだけでなく、舌を使って舐める事も忘れない。
「はぁ…はぁ…」
口での愛撫を続けながら、同時に彼女の左の乳房には、
右手での愛撫を忘れない。
先程まで服の上から行ったように、
彼女の乳房を揉みしだき、弾ませて、快楽の手を止めずに続ける。
乳房を吸い、舐め、這う啓介の舌は、
やがて服の上からの愛撫の時点で
すっかり刺激と快楽を受けたが為に固くなり、
ぴんと立って自己存在を主張する乳首へと到達する。
「~~~~~~~!!」
彼の口は、まだ出ないはずの彼女の乳を吸い出そうとするかのように、
強く彼女の乳首を吸い始める。
その愛撫によってもたらされる快楽に、
リコは声に出ない叫びをあげる。
(甘い…)
彼女の乳房を舐め続け、乳首を吸う自身の口内に、
甘い味が広がっていくような気を、啓介は感じていた。
そう、チョコレートとは違った、甘みのある味。
それは、錯覚でもない、愛しい人の味。
大好きだと思える味だった。
その甘い味は、彼の性欲の炎に油を注ぎ、
彼のリコへの愛撫は更に情熱的で激しいものとなる。
「~~~~! ぁあ! ひゃあぁん!」
右の乳房を舐めては吸い、上手い舌遣いで快楽を与えながら、
口の愛撫の届かない左の乳房は彼の右手に抱かれる。
愛撫が激しいものになるにつれて、
リコの身体に走る快楽は増し、
同時に彼女の口から漏れる嬌声も熱く、艶を増していく。
火照るリコの身体。
揺れる大きな乳房は与えられる快楽に歓喜し、更に桃色に染まっていく。
そして、乳房に与える愛撫に一旦区切りをつけるように、
啓介は口で愛撫する乳首を強く吸い上げると同時に、
指で愛撫する乳房をきゅっと摘みあげた。
どちらも、この日の情事で最も強く力をこめた愛撫だった。
「!!んきゅうううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっっ!!」
瞬間、リコの口から一際大きな嬌声が絞り出され、
同時に、彼女の身体がビクビクっと震えた。
彼女の体の震えが止まるのを確認すると、
啓介は一旦愛撫を止めて、口と手をリコの乳房から離した。

「はぁ…はっ…はっ…はぁ…」
震えが止まった後も、
リコの口からは熱く、乱れた吐息が漏れ続けた。
「…もうイったのか?」
「だって…啓介、すっごく上手なんだもん。
 本当に啓介、おっぱい好きだよね。」
「まぁ、おっぱい星人だからな。」
「そんなドヤ顔で言う事?」
冷ややかなリコの指摘に、瞬時に啓介の何かが冷めていき、
同時に別の何かが熱くなる。…あまり嬉しい熱さではない。
「…正直ちょっと恥ずかしかった…。」
「あはは。 でも、とっても気持ちよかったよ。」
「俺もごちそうさま。おいしかったよ、リコのおっぱい。
 前よりも大きくなったんじゃないのか?」
「さ、さあ…」
「もっと大きくなるように毎晩マッサージでもしているのか?」
「今すぐ啓介の身長も2、3m大きくしてあげようか?」
「前言撤回しますもう言いませんすいません許して。」
「許してほしい?だったら…」
「うわっ!」
ズボンのベルトを瞬時に外され、
ロックの無くなったズボンが勢いよく脱がされる。
あっさりと啓介の下半身は、下着一枚になった。
「私にも、おいしいのいっぱいちょうだい。」
啓介の下半身を見据えながら、
リコは舌なめずりをして、ニヤリと笑った。


「んちゅる…んむぅ…じゅる…ちゅ…」
「ぅぅ…」
快楽に呻く啓介の下で、
リコの口は一心不乱に彼の分身をしゃぶっていた。
厭らしい水音がリコの口から漏れ、
その音に相乗するように、啓介の口からも呻き声が漏れる。
「んむぅ…すぐに出しちゃダメよ?
 わたしがじっくり味わうまで、ね?…ふぅ…んちゅ…れろ…」
「…そう言われても…気持ち良すぎて…うぅぁ…」
ギンギンに勃った啓介の分身を口内いっぱいに含んだかと思えば、
口内での愛撫を短く打ち切り、
舌で亀頭と、その周囲を舐め、吸いながら、
指で竿をさすり続ける。
口と指で異なる快楽を与えながら、
すぐに堰が切れる事を良しとしない、
明らかな「焦らし」の意志を込めた愛撫。
彼女には珍しいとも言えるやり方だった。
「ちゅる…ふぁあ…れろ…ちゅぴ…にちゅ…おいひい…んぅ…」
深みを入らない程度に口と指での愛撫を続けながら、
リコは恍惚として表情を浮かべる。
見ているだけで暴発の瞬間が早まってしまいそうに思えるくらい、
快楽の波が胸に押し寄せてくる表情。
一瞬目を瞑りそうになる啓介だったが、
ぐっと堪え、彼女の姿を見つめ続ける。
目を逸らすのは、彼女の望むところではない。
そんな気がしたからだ。
その時、啓介の分身の愛撫に夢中になっていたリコの視線が、
頭上にある啓介の顔へと向けられる。
目と目が合い、リコは嬉しそうに微笑むと、
「ん…んむ…」
「くぅぁ…」
再び、啓介の分身を口内いっぱいに含む。
あたたかい口内に包まれて、
より過敏になった怒張は、暴発へのカウントダウンが一気に加速する。
「ちゅる…じゅる…ふぁ…あむ…んむぅ…んぷ…」
「はぁ…ぁ…あ…」
口内の全てを使って、リコは啓介に快楽を与えていく。
更に、留守になった手を啓介の分身の下部に鎮座する双房に伸ばし、
こちらも優しく揉み、愛撫する。
「…ぅぅ…!」
予想だにしなかった新たな愛撫による快楽の波状。
ただでさえ暴発が迫っているというのに、
それは暴発に至るまでの経過時間を更に縮める結果となった。
「ぢゅる…ちゅる…んむ…んむぅ…ちゅぶ…」
「はぁ…リコ…そろそろ…ぅう…出るぞ…いいか…」
「じゅぷ…じゅる…ちゅぱ…ちゅる…んむ…」
言葉ではなく、愛撫で、リコは返答を示した。
愛撫を緩める事無く、一層激しくする。
暴発の瞬間をすぐに引き起こさんとするかのように、誘うように。
答えと受け取った啓介は、我慢をするのを止めた。
我慢を止めた身体は、すぐに本能に従い行動を起こす。
即ち、すぐに射精行動に移ろうとしていた。
「っ! 出すぞ…!」
「んっ……!」
誘発されるままに、啓介の怒張は暴発した。
暴発と同時に、解放によってもたらされる快楽に彼は沈み、
リコは待ちわびていた、自身の口内に放出されたものを味わいながら、
彼の精によってもたらされる快楽に溺れる。
予想以上に放出された精の量が多かったのか、
一瞬苦しそうに表情を歪めたリコだったが、
本当にそれは一瞬の話で、
彼女はすぐに恍惚とした表情を浮かべて、
自身の口内に放出された精を全て、ゆっくりと飲み込んだ。
「ん…ん…んく…んぷっ…ふぅ…おいしかった(はぁと)」
最後の一滴まで飲み込み、リコは満足そうに微笑む。
「ぁあ…こちらこそ、ありがと。」
「まだ晩御飯も前なのに、ちょっとお腹膨れちゃった。」
「そういえば、今日は晩御飯どうするんだ?」
「晩御飯? それなら、あたし最近また新しくいい店見つけたんだ。
 そこに食べに行かない?」
「よし、任せる。」
「任せといて! じゃ、行くまで、しよっ(はぁと)」
「ああ。 じゃあ、時間も時間だから、そろそろ…」
「うん、お願い…」
えっちの合間に今夜の予定について語らいつつ、
二人は、互いのまだ身に付いたままの衣類に手をかけた。


「…リコ、挿れるぞ…。」
「うん、来て…。」
布団の上の一糸纏わぬ姿のリコが、手を伸ばす。
「あっ…」
同じく一糸纏わぬ姿になった啓介が、
リコと身体を重ね、繋がるその前に、
彼女の両手に自身のそれを繋ぐ。
そして、手が繋がったところで、
「んぅ…ぁ…ぁは…」
既に硬さを取り戻していた啓介の分身も、彼女の中に挿入される。
彼女を傷付けないように、なるべく痛みを与えないように、
ゆっくりと、ゆっくりと。
(優しいな…啓介は…)
リコとしては、多少痛くてでも、
すぐに貫いてもらってもかまわないと思っているのだが、
それをまだ彼に告げた事は一度もなかった。
何より、時として憎まれ口を叩きながらも、
いつも自分を思いやってくれる彼の優しさが嬉しかったから。
今はただ、甘えたかった。彼の優しさに。
男女の交わりの中で、心と、身体と、命と、
そして愛とが特に強く交わり合うこの時は。
二人が最も一緒に、近くに、一つになれるこの時は。
「っ…!」
「はぁあ…ついたよ…当たってる…」
「…動かすぞ…」
「…お願い…」
ゆっくりと、啓介は腰を動かし始める。
あくまでも、最初はゆっくりと、優しく…。
(いっぱい気持ちよくしてやるからな…)
「ふぅ…ふぅ…」
「ぁっ…ぁあ…いいよ…啓介…ん…気持ちいいよ…」
彼女と出会って、野球以外の生活が大きく変わった。
今まで知らなかった楽しい事を、リコはたくさん教えてくれた。
そして、楽しい時間をいつも一緒に過ごしてくれた。
心から感謝している。
愛しい彼女に。
(…啓介…)
ぎゅうっと啓介の手を握る彼女の力が強まる。
もっと強く一つに繋がりたい。
そんな彼女の想いが、その力にも変換される。
(…大好き…)
心から感謝しているのは、リコも同じ。
彼女の目に映る世界は、啓介と出会ったその日から、
毎日が眩しすぎる、全てが輝いて見えるものへと変わった。
自分のそれまで知らなかった楽しい世界に、彼は導いてくれた。
大好きな、彼が。
「ひゃあっ…ぁあんっ…あっ…」
可愛らしい悲鳴が、厭らしい水音と共に室内に木霊する。
気持ちよさそうに喘ぐリコの姿を前に、
啓介の情欲の炎は一層昂る。
だが、自制する事を忘れない。
一緒に気持ち良くなりたい。
独りよがりはいやだ。
彼の心に決めたそんな想いは、
優しくも、二人に等しく快楽を齎していく。
その彼の優しさを知るリコは、
彼の優しさに感謝し、それに甘えながらも、
そのままでいる事だけは、よしとはできなかった。
だから、彼女は。
「はぁ…はぁ…ねぇ…啓介…」
「ん…」
「はぁっ…今度は…はぁ…あたしが…上に…」
そう、今度は、自分が。自分から。
自分だけが甘えさせてもらうなんて、いやだから。


「はぁっ!…ぁあ…はぁ!…んっ…」
啓介の身体の上で、リコがリズミカルに躍っていた。
「ぅぅっ…!」
自身の身体を打ち付けて躍るリコの姿は、あまりにもエロティックだ。
充血して潤んだ瞳。
上気した頬。
弾む美しい肢体。
揺れる豊かな乳房。
「ぁっ…!はぁ…!ひゃあ!…ぁんっ!」
「ふぅ…!ぁ…ああっ…!はあっ…!」
(啓介、気持ちいいんだね…)
躍りながらも、自分の下で喘ぐ彼の姿を眼下に見下ろし、
リコは内心会心の笑みを浮かべる。
さっきは積極的に啓介に気持ち良くしてもらったから…
今度は、あたしが啓介を積極的に気持ち良くする番だ。
キス。
乳房への愛撫。
フェラチオ。
そして、挿入。
お互いが一緒に気持ち良くなる中で、
互いにそれぞれ、相手をより気持ち良くさせようと…
幸せにしようと、それぞれの手を打つ。
セックスの時にも、
お互いをより、幸せな方向に導こうとする気持ちを、
二人は忘れない。
(もっとだよ…もっとあげる…
…あたしの愛も、心も…もっと…もっと…!)
チョコを渡す時、
愛がいっぱいのプレゼントと、心が詰まったプレゼントの、
どちらか一つを選択する事を要求したリコ。
だが、あれはあくまでもある種のポーズに過ぎない。
本当は…どちらもプレゼントしたいのだ。
それに…啓介は今日も、
燃えるような情事の中で、たくさんの愛と心をリコにくれた…
…いや、それは今この瞬間も、現在進行形で続いている。
だから、よりたくさんの愛と心を、彼にあげたい。
だって今日は、バレンタインデー。
女が愛する男の為に、
愛と心のこもったプレゼントを贈る日なのだから!
…だが、リコがそんな気持ちを燃やす程、
啓介もまた、彼女を、より幸せな気持ちへと導き、
自身も同じようにそこへ導こうとする。
「…!」
「ひゃあ!? ぁあんっ!ぁっ!あっ!」
リコの下で快楽に喘いでいた啓介の手が
一旦リコの手から離れたかと思うと、
揺れ踊る彼女の乳房を掴んだのだ。
まさかの不意打ちに、リコの身体により敏感に快楽が奔る。
(ズルイよ…!)
その気持ちも本物だが、半面嬉しいと思ったのも事実だった。
「はぁ…やぁっ…!ぁぁん…!」
腰を動かし合いながらも、愛撫の手はリコの胸を抱き続ける。
彼の迸る情欲と、愛情と共に。


「はぁっ…ねえ…あたし…そろそろ…!」
「リコもか…ぁあ…俺も、だ…」
ぶつかり合い、愛し合う情欲の炎の中で、
二人は互いに、迫る事象の到来を目の前に捉えている事を確認し合う。
もう、その時は近い。
「じゃあ…最後は…一緒に…ね…?」
「わかってる…」
腰を打ち付けながら、啓介は上半身を起こすと、
両腕をリコの背中に廻し、ぎゅうっと抱き締める。
同じように、リコも啓介の身体を抱き締める。
セックスの時、限界が近付いていた時、
必ずするように二人が決めている事。
お互いを抱き締めあい、一緒に限界に達しようとする。
そして、二人はより強く、一緒に、一つになろうとする。
強く抱き合う二人の身体。
重なり合う体温と汗。
響き合い、届き合う心の音。
少しでも重なり合い、一つになろうと「ひかれ」合う二つの身体。
「んんっ…!んむぅ…!はぁ…!ぁ…ちゅるぅ…ちゅるる…ん…!」
体温を打ち付けあう度に起こる水音に加えて、
新たな別の激しい水音が、再び室内に響き始める。
それは、激しく口付け合う二人の、
再び一つに重なり合った口から漏れる音。
ディープキスと共に、一層激しく交わり合う二人の命と愛の交わり。
それは、二人を最高の快楽の扉へと跳躍させる、最後のスパート。
そして、走り抜けたその先に。
「「……!!!!」」
激しいキスを止める事無く、
二人の身体は、訪れた瞬間に起こった事象に、
ただ、身も心も委ねた。
交わり合ったままの、二つの身体と、二つの心。
それは確かに、その瞬間、一つになっていた――。





「はぁ…はぁ…今日は…お前に…
…色々と…もらってばかり…だな…」
「はぁ…はぁ…感謝してよね…はぁ…
 …それとね…啓介も…ありがと、ね…」
真っ暗になった部屋の中で、
荒れた呼吸音と共に、静かに二人の声が漏れる。
倒れたままの二人の身体。
だが、一緒に、一つになろうという意思はそのままに、
二つの身体は抱き合ったままだった。
再び、リコの唇が、啓介の唇へと向かう。



「さあ、早く行こう!
 バレンタインデーの夜も長くないんだからね!」
「あと5分だけ、待ってくれないかな…。」
「もう、あんなぐらいで疲れちゃったの?
 だらしないなぁ、体力落ちちゃったんじゃない?
 まだまだ夜は長いというのに、
今からそんな事を言っていてどうするの!?」
「はは…まだまだ夜は長い、か…」

バレンタインデーの夜。
幸せな若いその二人の男女は、
誰もが羨むような、明るく幸せな青春を謳歌していた――。



おしまい
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無頼

Author:無頼
ようこそ。
どうぞ、ごゆるりと。

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