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パワポケ文化祭2011SS!その1

こんばんは。
また随分と間が開いてしまいました;

現在パワポケスタジアムさんで開催されている
久我さん主催のスペシャル企画「パワポケ文化祭2011」!
この素敵な文化祭企画も楽しい作品がいっぱいで、
私も毎日とっても楽しく拝見しています!
私もこの企画に、一本SSを投稿させてもらいました。
今夜は、こちらのブログにもその作品を掲載します。

企画は来週の23日まで!
終わるまでに、アイデア投稿と、
そしてSSもあと一本は投稿したい!

14のPVも見ました!こっちもwktkが止まらない!
もうあと二週間ちょっとか…。
ただ、今年は諸事情により
すぐにはできないかもしれないです…;

それでは、よろしければ以下の続きからどうぞ。


混黒祭は、非常に賑わっていた。
ここ混黒高校本校においても、
見渡す限り、人、人、人と、人の波ばかり。
今、広大なこの学校であっても、
人の少ない場所を探す事自体が難しいのではないだろうか。
それぐらい、今この学校は賑わっている。
人の波を形成するのはこの学校の生徒ばかりでない。
混黒高校の分校の生徒をはじめとする、他校の生徒達。
文化祭に参加しているのは何も学生ばかりではない。
社会人もいれば、子供だっている。
年齢も、職業も、立場も、皆十人十色。
そこには年齢も職種も性別も、そして国籍なども関係ない。
まさに、おとなもこどももおねーさんも、だ。
文化祭を訪れている誰もが、
それぞれの思い思いのままに、この祭を楽しんでいた。
学校一帯が、平和的な楽しいムードによって包まれていた。

そんなこの平和の祭典に、俺も一人のスタッフとして、
そして一人の観客として訪れていた。
今回のこの混黒高校での文化祭はこの学校が開校して以来
かつてない規模の壮大なお祭り騒ぎらしく、
学生や学校側主催のイベントや出店ばかりでなく、
様々な企業や団体までもが、実に様々な形で文化祭に参加していた。
俺が勤務している和桐も
この文化祭に参加、出展している企業の一つであり、
俺は和桐サイドのスタッフとしてこの文化祭に携わっていた。
尤も、一日中スタッフとして働かなくてはいけないわけではなく、
一人の客として
この文化祭を楽しませてもらえる時間も与えられていた。
それで、今の時間の俺はスタッフとしてではなく、
客として学園祭を楽しませてもらっている。
一日で、それも限られた時間の中で
この学校一つで催されているイベントや出店を全て楽しむ事は出来ないが、
それでも楽しめるだけ楽しみたい、と校内の各所を巡っている。
与えられた時間の中で多種多様なイベントや出店を巡り、
他のスタッフや来客達と一緒に楽しみつつ、
時間を確認した俺は、ある場所を目指す。
限られた時間の中での、約束の場所へと。


「ここもすごい人だな…」
やがて、所定の場所へと到達する。
その場所というのは、出展しているお店の一つなのだが、
そこにもすごい人だかりが形成されており、
人々の喧騒に溢れかえっていた。
列をなして並んでいる来客達。
彼らに少々申し訳ないと思いつつ、
俺は店の入り口付近に近付くと、
そこで配置についているスタッフに声をかける。
「すいません。予約していた騎原ですが…。」
「…はい、騎原様ですね。
お待ちしておりました。どうぞ、店内へ。」
この店は、予約制を導入している店であった。
開店時間前に予約を入れる事が可能なのだが、
俺も既に予約を入れておいた為、
こうして待つ事も無くすぐに入店する事が出来たという次第だ。
予約カードを示した俺に対して、
女性スタッフは柔和な笑みで対応すると、
すぐに俺を店内へと招き入れた。
店内に入ると、瞬時に空気の変化を感じ取る。
賑やかな外とは異なり、店内は落ち着いていて、
それでいてあたたかな、穏やかな空気に満ちていた。
「あら。 スウォンさん、いらっしゃい。」
「どうも、こんにちは。映子さん。」
席に案内される途上、スタッフの一人である、
顔見知りの女性に声をかけられ、挨拶を交わす。
旧姓・小野映子。
最愛の妻の親友の一人である女性だ。
彼女も現在は結婚しており、姓が昔とは変わっている。
彼女も母性的な優しさに溢れる、魅力的な美しい女性だ。
「旦那さんは、今日は?」
「うん…もうあと一時間くらいしたら来ると思います。」
「そうですか。…楽しみですね。」
「ええ…とっても…。
あ、ほら、スウォンさんも急いで急いで。
 瞳さんがお待ちかねですよ。」
「あ、はい。じゃあ、映子さんも頑張って。」
「はい。スウォンさんもゆっくり楽しんでいってくださいね。」
笑顔で会釈を交わし合うと、案内の女性スタッフに導かれて、
所定の席へと腰掛ける。
「すぐに、別のスタッフが参りますので。」
「うん。ありがとう。」
店外へと出ていく案内のスタッフの後ろ姿を見届けると、
改めて、店内の風景を一瞥する。
落ち着いた雰囲気の店内。
食事を楽しみ人々。
そして…スタッフと談笑する客達の姿。
そう…この店は、スタッフと席で談笑をする事も出来るレストラン。
世間話をするもよし。悩み事を相談するもよし。
食を楽しむだけでなく、スタッフとお話する事でも、
心を楽しみ、癒す事のできるレストランでもあるのだ。
そして、ここには…
「いらっしゃいませ。」
店内の光景を凝視していたところ、耳に届く声。
いつも聞き慣れた、最愛の女性の優しい声。
すぐに振り返る。
そこには、この店で働くスタッフの一人である女性――
――そして、俺の最愛の女性(ひと)――がいた。
このレストランの他のスタッフ達と同じく、
可憐なデザインのエプロンドレスをその身に纏い、
いつものように、
見る者全てに安らぎとあたたかみを与える笑顔を湛えて。
「お疲れ。」
「ありがとう。そっちのブースはどうですか?」
「なかなかの客足だよ。こっちも、すごい人だね。」
「そうなんですよ。
開店時間からずっとお客さんがたくさん来てくださって…。」
「体調、大丈夫?」
「大丈夫ですよ。こうして働くのも久しぶりですけど…
 疲れを感じる以上に、とっても楽しくて嬉しいです。」
「そうか…。それはよかった…。
 そのエプロンドレスも、すごくよく似合っているよ。」
「ウフフ…ありがとうございます。」
「後で写真撮ってもいいかな。確か撮影はOKだったよね。」
「OKですよ。また後で、ね(はぁと)
さぁさぁ、ご注文をどうぞ。」
「うん、じゃあね…」
笑みを交わし合いながら、
俺は彼女――瞳さんに昼食の注文を伝える。


もう一か月以上前の事。
突然瞳さん宛にある依頼が舞い込んできた。
依頼主は、なんとNOZAKIグローバルシステムの社長である
野崎維織嬢からだった。
「混黒祭にNOZAKIが出店するある店舗に
スタッフとして参加してほしい。」
それが、彼女からの大まかな依頼だった。
当初は驚いていた瞳さんだったが、
すぐに喜んで快く以来の承諾の返事を送った。
更に後から、瞳さんの友人である何人かの女性達も、
同じようにスタッフとしての参加を依頼され、
参加する事になったと判明したのだった。
元々その時点で俺は和桐のスタッフとして混黒祭に参加する予定で、
瞳さんも一人の客として混黒祭に遊びに行く予定だったのだが、
まさかこうした形で夫婦揃って
スタッフとして参加する事になるとは驚いた。
(ちなみに学園祭期間中は、
夫婦一緒にスタッフが泊まる事になった
混黒高校の近くにあるNOZAKI系列のホテルに宿泊し、
そこから「出勤」している。)

そう。このレストランはNOZAKIの出店したものである。


やがて、料理が運ばれてきた。
美味しい料理を、じっくりと味わう。
料理を味わいながらも、改めて店内を見渡す。
料理を味わう客の姿と、スタッフと談笑する客の姿。
みんな楽しそうだ。
そして、そこには他の客と談笑する瞳さんの姿も見られた。
一種の懐かしさを覚えると同時に、
ちょっぴり感じる、ある感情。
それを感じつつ、自分の中にある、ある想いを再認識する。


「お料理、どうでした?」
「まず一言。美味しかったよ。とってもね。」
「ありがとうございます。」
昼食を完食した後、俺は瞳さんを呼んだ。
この店で客ができる事。
食事が終わった後に、
一定時間の間、スタッフとお話しする事が出来る。
夫婦であっても、今ここでの俺と彼女の関係は
客と店員である事が優先される。
「お客さん達と、どんなお話をしたんだい?」
「うん…色々、ですよ。
 世間話から、会社や学校、人間関係の悩み事とか…」
「成程…」
「…スナックで働いていた時を思い出します。
 あの頃がもう随分と昔の事のように思えますよ。」
「やっぱり、懐かしい?」
「そうですね。それと、やっぱり嬉しい気持ちもありますね。
 スナックの仕事も好きでしたから、
 久々にこうして働く事ができて。
 お客さん達のお悩みの相談になって、
喜んでもらえるのも、とっても嬉しい事ですよ。
今回、ここで働けて本当によかったと思います。
映子さんや奈津姫さん、幸恵さんや雅美さん達とも
一緒に働ける事ですし…。」
瞳さんは優しい笑みを湛えたまま、嬉しそうに言葉を紡いだ。
そんな彼女の姿が、言葉が、俺も心から嬉しかった。

「最後まで頑張ってね。俺も頑張るよ。」
「はい。お互い、頑張りましょうね!」
「また、二人で時間がある時には。」
「ええ、その時は一緒に!」

「ところで…ちょっと…」
「ん…?」
小声で囁くと、彼女の耳元で、声量を抑えたまま続ける。
「この店内ルールに『スタッフへの告白禁止』ってあるけど…
 まさかと思うけど、告白してきたお客さんっていた?」
すると、瞳さんはくすりと微笑んで、
「ウフフ…それがですね…ダメって書いてあるのに、
 しちゃう人も、いるんですよ…。」
「……!」
「今日だけでも、映子さん達も、
何回かそんな事言われちゃったみたいなんですよ。」
「瞳さん…何回告られたの…?」
「…三回、ですね。勿論、丁重にお断りしましたけどね。」
「……」
口に出さなくとも、
表情に感情の変化がはっきりと表れたのだろう。
それを感じ取った瞳さんが、
俺の顔を覗き込んで、またくすりと微笑んだ。
「ウフフ…スウォンさん、かわいい(はぁと)」
頬に熱が湧くのを、はっきりと感じた。

夫婦の文化祭デートは、穏やかに過ぎて行った。





――その夜。

「ど、どう、ですか…?」
「………」
顔を真っ赤にした瞳さん。
赤面しているのは、俺も同じだった。
瞳さんが現在その身に纏っているのは、
明日店で着用する衣装なのだが、
その衣装というのが…とてもセクシーなメイドドレス。
胸の大きな瞳さんが着用した事で、
一層そのセクシーな胸元が強調されている。
(他のみんなは大丈夫かな…。
 私でこれだから…特に私よりもっと大きい映子さんだと…。)
(明日はもっとすごい事になりそうだな…。)

明日への期待と恥ずかしい不安が入り乱れる中、夜は更けていく。


NOZAKI出店の日替わりコスプレレストランは、明日も繁盛しそうです。
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プロフィール

無頼

Author:無頼
ようこそ。
どうぞ、ごゆるりと。

↓管理人の特に好きなパワポケCP
6主×瞳さん
羽柴君×夏海さん
10主×紫杏

6主×瞳さんスキーな同志、
随時求みます。

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