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天才とは1%のひらめきと99%の努力である ばーいエジソン

こんばんは…。
サッカーワールド杯決勝トーナメントの試合の中継、
最後までずっと手に汗握って見ておりました…。
日本代表の選手団の皆様方、本当にお疲れ様でした…。
そして、ありがとうございました…。
私も心からありがとうといいたいです…。
また4年後も楽しみにしたいと思います。

遅くなりましたが、SSの更新を…。
今回はパワポケ10の越後と10主とナオの
ちょっと軽いお話です。
ちなみに今回登場する10主の名前は都合上
「小波」とさせていただきました。
以前書いたさらナオのSSに(名前のみですが)登場した彼と
同一人物のつもりです。
主シアSSの10主とは別人です。

それでは、よろしければ以下の続きからどうぞ。



「天才とは1%のひらめきと99%の努力である。」
――トーマス・アルバ・エジソン(1847~1931)



『天才とは1%のひらめきと99%の努力である ばーいエジソン』



「…はぁ…」
ほんのりと灯りの灯った音の消えた一室に、
一人の男の溜息が漏れ、音を形成する。
既に夜の宵に深く沈んだ空。
そして空と同じく、静寂に支配された一帯。
そんな中漏れた男の溜息。
静寂に支配されたその一室には、
その音はあまりにもはっきりと、鮮明に部屋に響いた。

ここは○○県××市の某所に所在する、
外界から隔絶されるように存在する私立高校・親切高校の
教員寮のとある一室。
溜息を漏らした男はこの一人部屋の主であり、
親切高校にて日本史の授業を受け持っている教師であった。
彼は溜息をつくのと同時に、がくりと机に突っ伏した。
そんな彼の目の前には何枚もの用紙が積まれている。
積まれているのは、
彼が先の授業で生徒に課した試験の答案用紙であった。
ある程度の採点は終わっているらしく、
残る採点用紙も指で数えれるほどの量となっていた。
しかし、彼の表情は浮かない。
疲れているとも、呆れているとも、泣けているともとれる表情だった。
「どうして…どうして…」
彼はつい先ほど採点を終えた答案用紙に視線を近づけて
改めて一度目を通すと、
再びがくりとした仕草を見せる。
尤も、これは今日に始まったことではない。
彼はさほど成績に煩い人間ではなかった。
小煩く生徒の成績に文句をつけるような人間ではなく、
執拗に勉学を重視するよう強制する人間でもない。
生徒達に対して期待を高望みすることなく、
彼らには必要最低限だけでも勉強して欲しいと願う、
至って普通の温和な教師であった。
しかし、それでも
一部の生徒の不勉強さには頭を悩ませている一面もあった。
彼は成績をとやかく言うことはないが、
流石に度が過ぎた不勉強さは流すことはできなかった。
加えて、彼は温和ではあったが真面目でもあったため、
尚更そういった事柄に心を痛めていた。
そういった事態が最も顕現するのが、テストの採点である。
彼はテストの採点は寮の自室にてたった一人で行っているため、
彼が最もそうした悩みに心を痛めている場面に遭遇した者など、
誰一人として存在していない。
尤も、彼と同じような苦悩を抱えている教師は、
この学校でも決して少なくないのだが。
とにかく、テストの採点の度に、
彼はこうしてこの自室でただ一人、悩めているのである。
「…どうしてこうなった…。」
肩を落とし、再度の溜息が室内に漏れる。
採点を終えた直後のその答案用紙の点数欄には、
赤文字で「0」と記されていた。





話は半日前に遡る。

「はいそこまでー。」
チャイムが鳴るのと同時に、教師が終了の号令を発する。
教室内に先ほどまで張り詰めていた緊張の糸は瞬時に決壊し、
どっとざわめきが起こる。
ざわめきの色も、十人十色。
安心の色もあれば、焦りや不安の色もそこにある。
そんなざわめきが起こる中、
席の最後尾の生徒達が次々と前に座る生徒の答案用紙を回収し、
集めた答案用紙を教壇上に立つ教師へと提出していく。
やがて答案用紙を全て回収したことを確認すると、
教師は足早に教室を立ち去っていった。
教師が教室を後にするのを確認するのと同時に、
一層教室内に生徒達の話し声は広がっていく。

「はあ~…」
そんな教室に、ここに一人、溜息をつく生徒の姿が在った。
机に突っ伏した彼の表情には、見るからに覇気が感じられない。
何故彼が今このような浮かない表情をしているのかは、
彼を、小波を知る者ならば、瞬時に推測がついた。
(ついてないなぁ…抜き打ちテストだなんて…。)
小波は非常に苦手な生徒であった。
天性の野球センスの持ち主ではあったが、
それとは対照的に学力は非常に低かった。
マークシート方式のテストでも一桁台の点数を量産するくらいに。
「小波君。」
自分を呼ぶ声を頭上に感じた小波は顔を起こす。
「あ、ナオ…。」
小波は自分の名を呼んだ彼女の姿を認める。
そこに居たのは、クラスメートであり、
彼にとって特に仲の良い異性の友人、高科奈桜だった。
「お疲れ様。…どうでした?」
「この俺の様子を見ればわかるだろう…?
 つまり…そういうことさ…アハハハ…」
奈桜の笑顔の問いかけに対して、
小波はぐったりとした姿勢を崩さないまま、乾いた笑い声を漏らす。
「全部筆記回答問題だったんだぞ…。
 記述回答形式の問題も結構あったしさ…。
 選択肢を選ぶ問題すら、一問も無かったんだぞ…はぁ…。」
「そうでしたね…。」
力なく言葉を紡ぐ小波に、奈桜も苦笑いで相槌を打つ。
先ほど彼らが受けたのは日本史の試験だった。
定期試験ではなく、あくまでも小試験。
しかし、問題数も多く、抜き打ちという事もあり、
何の備えも無かった小波にとっては不意打ちだった。
…尤も、彼が定期試験において万全の備えをしてるのかと言うと、
それは微妙…いや、微妙ですらないと言えるかもしれないが…。
「…で、そう言うナオはどうだったのさ…?」
「あたしですか…うん、全然ダメでしたっ!」
屈託の無い笑顔でナオはそう宣言する。
彼女の学力もてんで褒められたレベルではなく、
せいぜい「小波より多少はマシ」といったレベルであった。
「…何問くらい答え埋めれた?」
「そうですねぇ…。大体…10問ちょっとくらいでしょうか…。」
「そんぐらい埋められればまだマシだろう…。
 俺なんか…一桁だよ、一桁…。
 両手の指の併せた数よりも、もっと少ないんだぞ…。」
「そ、そんなに気を落とさないで…。」
「そうだぜ、小波。落ち込むなんてお前らしくないぜ。」
ナオの声に追随したのは、ナオとも小波とも異なる声。
「…大丈夫…。落ち込んじゃいないさ…。
 ありがとな、ナオ、越後。」
小波は親しき異性の友人と、
今しがた現れた野球部の友人――越後竜太郎に礼を言う。
「まぁ、試験はまた頑張るさ。
 ……ところで越後、お前はどうだった?」
「へ?」
「越後っちはどうでした?さっきのテスト。
 あたしももうボロボロで…10問くらいしか埋めれませんでしたよ…。」
「お前もやっぱりボロボロだったろう…?
 あんな難易度の問題ばかりじゃあな…。」
越後の学力は小波と同レベルのものである。
つまりすこぶる低い。
彼も小波と同様に天性の野球センスを持っていたが、
学力も彼と同様にてんでお粗末なものであった。
小波もナオも、今回の試験にて御覧の有様の様子。
同程度の学力である越後もきっとボロボロだったのだろう。
二人は内心そう思っていた。
しかし。
「うわっははは!甘いな!二人とも!
 俺は今回の試験…自身大アリだぜっ!」
「「ええっ!?」」
全く思ってもいなかった越後の返答に、小波とナオは驚きを隠せない。
「俺は今回の試験でな…半分以上解答欄を埋めることができたッ!」
「「な、なんだってー!?」」
更に二人は驚きの声をあげる。
「な、なんだと…!お前の頭の中に神がまた舞い降りたのか…!?
 それとも、頭の中に学問の神様が住むようになったのか…!?」
「そ、それとも、まさか越後っち…最近勉強していたんですか…!?」
「いや、神が舞い降りたワケでもねえし、住んでもいねえ…。
 ましてや、勉強なんてちっともしてねえさ…。」
息を荒げて立て続けに問い質してきた小波とナオに対し、
越後は自身満々の笑みを崩さないまま答える。
「…閃きさ…。」
「「閃き…?」」
「そう閃きさ…。
 テスト中に答えに悩んでいたら、頭の中で次々と何かが閃いたのさ。
 おかげでな、結構スラスラと答えを埋めれて、
 気が付いたら、半分以上答えが埋まってたってワケさ。」
「くっ…!ズルイぞ越後!お前だけそんな…!」
「そうですよ…!自分だけそんな…!」
「はははは、何とでも言うがいいさ!
 今回の試験の勝者の座はもらったぜ!」
「おのれぇ~…必ず次は俺もそれぐらいやってやるさ…!」
「次はあたし達が反撃する番ですからね!」
「うわっははは!その時は返り討ちにしてやるぜ!」
本気で悔しがる小波とナオ。自信満々でご満悦の越後。
そんな賑やかな騒がしい三人を、
小波や越後と同じ野球部部員の荷田は遠い目で見つめていた。
「今日の小試験…小・中学生レベルの問題も沢山あったでやんすよ…。
 オイラですら解答欄全部埋められたでやんす…。」
本気で呆れた表情で、ぽつりと漏らす。
彼の呟きは、三人の耳には届かない…。


話は再び日本史教師の自室に戻る。
「なんでこんな回答ばかりを…」
教師はがくりと肩を落としたまま、
再三と採点を終えたばかりの例の答案用紙に目を通す。
その答案用紙は解答欄こそ半数以上埋められていたが、
その悉く、いや、全てが間違っているものであった。
点数欄には「0」の文字。
一体、どのような回答がそこに記されているというのか…。
少し覗いてみることにしよう。





問2:紀元前一世紀ごろに倭が百余国に分裂していたことを示す
   中国の歴史書の名称を答えよ。
答:三国○双

問3:現代において邪馬台国とは
どのような国だったと推測されているか。
   簡潔に説明せよ。
答:ハニワがいっぱいあった国。最後は全滅する国。

問5:聖徳太子が小野妹子を隋に派遣した時の隋の皇帝は誰か。
答:始皇帝

問7:大化の改新が起こった年は西暦何年か。
答:465年

問8:西暦663年に起こった百済復興を目指した
   日本・百済連合軍と唐・新羅連合軍の戦いの名称を答えよ。
答:朝鮮戦争

問10:東大寺大仏殿に鎮座する大仏の正式名称を答えよ。
答:奈良の大仏

問11:盲目となりながらも来日し、
   日本における律宗の開祖となった僧は誰か。
答:ガンジー

問12:平安京とはどのような都であったか。簡潔に説明せよ。
答:鬼がいっぱいいる都。

問13:史上初の征夷大将軍となり、蝦夷を征伐した軍人は誰か。
答:源頼朝

問15:摂関政治とはどのような政治か。簡潔に説明せよ。
答:オシオキがきつい政治。

問16:藤原頼道が京都・宇治に建立した寺院の名称を答えよ。
答:十円玉の裏に描いてある寺

問18:平清盛が政権を握った際に就いた役職は何か。
答:征夷大将軍

問19:能演「敦盛」の元となった、
   屋島の戦いにて戦死した平氏の若武者の名称を答えよ。
答:平景清

問21:西暦1221年に承久の乱を起こした上皇は誰か。
答:後白河上皇

問23:元寇当時の元の皇帝は誰か。
答:チンギス=ハーン

問25:足利尊氏が征夷大将軍に就任したのは西暦何年か。
答:1192年

問27:西暦1399年に起こった、
   周防の守護大名の大内義弘が室町幕府に滅ぼされた
   戦いの名称を答えよ。
答:厳島の戦い

問28:室町幕府第6代将軍・足利義教を暗殺した
   播磨・備前・美作の三国の守護大名は誰か。
答:松永久秀

問31:初めて日本にキリスト教を伝えたイエズス会の宣教師は誰か。
答:ザビなんとか

問32:天下布武を推し進めた戦国大名・織田信長。
   何故信長は天下人となることができたのか。簡潔に説明せよ。
答:信長は人間じゃなかったから。人外の強さだったから。

問34:豊臣秀吉が天下を統一したのは西暦何年か。
答:1582年

問36:徳川家康が将軍職を退いた後に居城とした城はどこか。
答:安土城

問38:江戸時代に定められた、儒教に基づいた身分制度は何か。
答:土農工商

問39:『大日本史』の執筆を開始した水戸藩の藩主は誰か。
答:水戸黄門

問40:享保の改革を指導した江戸幕府第8代将軍は誰か。
答:暴れん坊将軍

問42:西暦1866年に薩長同盟の成立を仲介した土佐藩氏は誰と誰か。
答:坂本竜馬と板垣退助

問44:西暦1886年に起こった、
   欧米諸国との間に結ばれた不平等条約の改正の声が
強く叫ばれるようになるきっかけとなった事件は何か。
答:ノンマルト号事件

問46:わが国の最初の内閣総理大臣は誰か。
答:西郷隆盛

問48:第一次世界大戦の終結後に設立された国際的機構の名称を答えよ。
答:国際連合

問50:西暦1923年に起こった関東大震災では、
   地震による災害以外にも痛ましい事件が多く起こった。
   具体的にどのような事件が起こったか、簡潔に説明せよ。
答:おっかない顔をした魔人が暴れたり邪神が出現したり
  戦艦がロボットに変形して暴れたりした。





これはひどい。
一部惜しい回答も確かに存在してはいるが、
見事に前門不正解である。
そんな解答用紙の名前欄には、汚い字でこう書かれていた。
「越後竜太郎」と…。


翌日…。
日本史の授業後…。
「…。」
「…越後っち…。」
「…やれやれだぜ…。」
返却された小試験の結果に、越後は苦笑いを浮かべるばかりだった。
呆れるばかりの小波とナオの視線が痛い。
「閃きが…甘かったかな…。」

「そもそも歴史の授業に大事なのは閃きではなく暗記でやんす。」
お後がよろしいようで。



おしまい
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Secret

あ、ちなみに

エジソンの名言って、「成功するのは99%の汗をかける人、もしくは1%の才能を持つ人」っていう意味らしいですよ。

師匠はバリバリ該当っスね!!
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プロフィール

無頼

Author:無頼
ようこそ。
どうぞ、ごゆるりと。

↓管理人の特に好きなパワポケCP
6主×瞳さん
羽柴君×夏海さん
10主×紫杏

6主×瞳さんスキーな同志、
随時求みます。

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